いちごばたけのちいさなおばあさん

いちごばたけの ちいさなおばあさん
わたりむつこ さく
中谷 千代子 え
1973.5.1. 206号

A1A0FACB-3BE0-462E-A9C0-091F565C918D.jpg


大好きな絵本だったはずなのだ。何度も繰り返し読んだという記憶があるので、本当に好きだったのだと思うのだが、惹かれた処はどこたろうと分析しながらの再読となった。
惹かれた理由の筆頭は多分、色。おばあさんが羽織っているカーディガン、掛け布団、そして、紫の色。いちごを赤くするのに欠かせない色の素となる石(岩)の緑。うきうきする色なのだ。
物語で描かれている、いちごの色を作る作業の様子。ここで使う水は雨水や地下水に違いないのだが、それは特別な水に思え、色の素となる土中の石も普通ではないものに違いないと感じながら読んでいたように思うのだ。
岩石を粉砕した緑色の粉は、苔類、地衣類に見えて仕方なく、この見え方は今回も同じ。でも、水に加えてぱっと赤い色が広がるのだから、顆粒状のものであることに間違いはなく、私の妄想は見当外れずれということになる。
これほどまでに好きだったのに、真似したことがないのもまた不思議。

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック