クリーナおばさんとカミナリおばさん

クリーナおばさんとカミナリおばさん
西内みなみ さく
堀内誠一 え
1974.5.1. 218号


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どちらも「おばさん」。こういう力強くてしっかりちゃっかり者はおばさんなんですね。

初版で出た時代の東京の夢の島、つまりゴミ集積所のことを連想します。今は人工島になっている夢の島。当時は高度経済成長期で何もかもが行け行けドンドン。今と比較すれば電化製品を始め、あらゆる物体の寿命も短かかったのかもしれず、買い直しの間隔も短かかったのかもしれません。それにしても、ゴミをそのまま放す、という至極大胆でもったいないことをし、且つ、自分たちの生活環境と近未来への見通しもなく世の中の多くの部分が巡っていた時代だったのではないかと思うのです。
そんな時代に、今、自分たちがやっていることはおかしくはないかと警鐘を鳴らし、問題意識を芽生えさせたくて世に出されたのではないかと思います。

こんな風なので、大人目線では、社会派絵本とも捉えられますが、雷さんたちが使えそうな電化製品を持ち帰る、という物語は、かなり愉快です。

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