ぐりとぐらのかいすいよく

ぐりとぐらのかいすいよく
なかがわりえこ さく
やまわきゆりこ え
245号


GURI GURA KAISUI.JPG


夏、そして、海をキーワードに好きな絵本を選ぶと、この作品がすぐに思い浮かぶ。
こんな出会いがあるといいな、と憧れたものに、ビンに入ったお手紙を海辺で拾って、それがきっかけで人とつながること。今の時代、ビンにお手紙を入れて流すなんて、「海の環境を汚す」ことだと、正義を振りかざしそうなモンスターな人たちもいるのだろうけれど、通信手段の一つとして(果てしなく不確かな通信手段ではあるけれど)憧れるものだ。
子どもの頃の憧れは、「うみぼうず」君が披露してくれた、迫力もあって、楽しそうな七変化の泳ぎにもあった。それに輪をかけて羨ましかったのが、ぐりとぐらが、すぐにできるようになったこと。けれども、自分でも真似をしようと悪戦苦闘したかどうかは、記憶にはない。
再読して思い込みだったことに気がついたのが、灯台の灯り。月の光や船の灯りに反射するのは、磨いたガラス球だと思っていたのだが、なんと、その正体は、真珠球。

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック