2020年03月23日

月 人 石 ~ つき ひと いし ~


月 人 石 (つき ひと いし)
乾 千恵 書
谷川俊太郎 文
川島敏生 写真
562号


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書道の文字主体の活気ある絵本。
初めてこの絵本を手に取ったとき、表紙で一番目を惹いたのは墨をたっぷり含んだ筆の腰でした。絵本の扉を開き、所謂、本文の冒頭は、「扉」という文字で始まって、扉と言う文字のような「扉」の写真が反対側のページに。あ、ちょっと思っていた絵本と違うかも、と立ち止まりました。よく見ると、写真のページには短い文も添えられています。もう一度、表紙に戻ると、文・谷川俊太郎、写真・川島敏生の文字。写真と文。写真だけ。書道の文字。そして、写真と文字と書道の文字。一つのテーマでいろいろ楽しめる、そんな組み合わせが13組。13個の文字は誰が選んだのか。どうやってこの順番に並べることになったのか。最終ページには、13個の文字を意味する20か国語の一覧表付き(日本語を含む)。その中には、どういうわけかフィンランド語も。作品に携わった作家は3名。担当の編集者も含めた制作過程も垣間見たくなった絵本です。
posted by 花ちゃんとクマの菜葉 at 00:00| Comment(0) | 500号台 | 更新情報をチェックする